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 南相馬市で主に親子に対して自然科学・農業食育・環境保護・歴史文化等のなど体験教育活動を支援しているNPO法人南相馬サイエンスラボの齋藤です。

 小学生を対象に実験や観察を通して教科書の流れに沿って理科を教えるこども科学実験教室(理科専門の学習塾)を開校いたしました。南相馬サイエンスラボではボランティアスタッフを募集しています。


2017.11.16
田んぼでのお米作り

 ようやく秋らしい晴天が続くようになってきましたね。さて今年、南相馬サイエンスラボでは、これまでの3年間のバケツ稲の経験を活かして、田んぼでのお米作りに挑戦してきました。

 草刈りからあぜ作り、水を入れるためのパイプの設置など、すべて手作りで行ってきました。バケツ稲と違って、田んぼの水管理など、大変なことも多くありましたが、1年間頑張って稲刈りまで終えることが出来ました。来年は、親子農業食育教室において、田植えと稲刈りを実施しようと考えています。


平成29年度お米作りスライドショー


 南相馬でこどもたちに科学・農業・乗馬・天体観測などを体験を通して親子で学ぶ活動をしているNPO法人南相馬サイエンスラボの齋藤です。

 当法人は地域資源を活かした新しい学校構想を前進させるため、当法人の活動を応援してくださる正会員を募集しています。入会案内はこちらです。


2017.10.22
縄文体験をやってみよう!

 秋になっても雨の日が多いようですね。台風の接近も予想されていますので、お気をつけください。さて、10月1日(日)に、小高区にある浦尻貝塚と呼ばれる縄文時代の村の跡(国指定史跡)において、第23回親子農業食育教室「縄文体験をやってみよう!!」を開催しました。その様子をお伝え致します。

(1)主催者挨拶と講師紹介。今回の先生は南相馬市文化財課の川田強先生(左写真の左側)と、福島市のじょーもぴあ宮畑の堀江格先生です(左写真の真ん中)。

(2)浦尻貝塚に移動して、改めて先生方からご挨拶をいただきました。現代人と縄文人の生活の違いをみんなで考えました。

(3)貝塚と呼ばれるゴミ捨て場(?)がどのくらい積もっているかの解説。2メートル弱の深さで、横幅30メートルほどの広大な貝塚が3〜4箇所あるそうです。

(4)青森県の三内丸山遺跡からお借りした縄文服に着替えました。

(5)縄文人が狩りに使っていた弓矢や、発掘されたやじりについて解説していただきました。

(6)浦尻貝塚のキャラクター「うらこちゃん」の紹介と、土偶とは何かについて解説していただきました。土偶は、妊娠した女性が無事赤ちゃんを出産できるように祈願するために作られたのだそうです。

(7)いよいよ火起こしです。このあと、昆布、あさりむき身、ぶりかま、豚肉ブロック、里芋、ひらたけ、なめこ、しめじ、まいたけ、えのき、栗、ごぼう、人参、たけのこ、ねぎ、白菜、塩を使った縄文鍋を作りました。

(8)縄文鍋、スペアリブ、ご飯を美味しくいただきました。

(9)先生も一緒に昼食です。

(10)昼食後は、貝塚の発掘現場に移動して、貝塚からどんなものが見つかっているのかを教わりました。魚や、イノシシ、鹿などの骨以外に、鯨の骨も見つかっているそうです。当時の人々の豊かな食生活にみんな驚いていました。

(11)最後に、科学のポーズで集合写真を撮りました。


縄文体験をやってみよう!スライドショー


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2017.08.20
お豆腐を作ろう!!

 梅雨が明けてからというもの、毎日梅雨のような季節が続いていますね。さて、6月25日(日)に南相馬サイエンスラボにおいて、第22回親子農業食育教室「お豆腐を作ろう!!」を実施しました。その様子をお伝えします。

(1)国産大豆とアメリカ産大豆の比較を行いました。

(2)豆腐の作り方の説明を行いました。

(3)一晩水に浸けておいた大豆をミキサーで細かく砕きました(大豆:水=1:1)。

(4)細かくなった大豆を鍋に入れます。

(5)焦がさないように気をつけて沸騰するまで温めました。

(6)沸騰したらこし布でこしました(おからと豆乳の分離)。

(7)軽く絞って投入を集めます。

(8)豆乳を85度になるまで再び温めました。

(9)にがりを加えて少し待ちます。

(10)型に流し込みます。

(11)水にさらして完成です。

(12)かまどでご飯を炊きました。

(13)自分で作ったお豆腐を美味しくいただきました。

(14)サイエンスラボの田んぼで科学のポーズで集合写真。


お豆腐を作ろう!スライドショー


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2017.06.22
太田小学校に望遠鏡が寄贈されました

 昨年度、南相馬市文化遺産普及啓発実行委員会が中心となり、南相馬市の長い歴史における様々な文化遺産を、小学5年生のみなみそうま君が過去にタイムワープして紹介する「南相馬市文化遺産たんけんブック」を作りました。

 そこで、南相馬市で新しい彗星を発見した羽根田利夫さんの偉業をとりあげたところ、東京に本社がある株式会社スコープテック様から、望遠鏡が2台、南相馬市に寄贈されました。その望遠鏡は理科教育の研究指定校である南相馬市立太田小学校に寄贈されました。


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2017.06.01
平成29年度ふるさと・きずな維持・再生支援事業採択

 この度、福島県の平成29年度ふるさと・きずな維持・再生支援事業に対する当法人の申請が採択されたとのお知らせが届きました。

 この補助事業は福島県の風評被害対策を目的としたもので、当法人は都会と南相馬の親子の交流によって福島県の風評被害問題を解決しようと考えております。

 またこの事業を通して、当法人が目指している新しい学校構想に関する問題点や課題を明らかにし、そこで得られた結果を南相馬市、福島県に報告するとともに、サイエンスアゴラ2017において発表したいと考えております。

 本事業の第1弾は、「親子ポニーふれあい体験教室 東ヶ丘公園で遊ぼう!!」となります。よろしくお願いいたします。


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2017.05.14
NPO法人南相馬サイエンスラボ正会員募集

 平成29年度が始まり、当法人は地域資源を活かした新しい学校構想を前進させるための活動を本格化させています。私たちは、東日本大震災を受けることで、本当に大切なもの(ふるさと、地元の文化や歴史や自然などの地域資源を知ること)に気付かされました。

 そうした地域資源を活かした地域教育と従来の公的な教育システム(小学校、幼稚園、博物館、図書館など)とを組み合わせることが出来れば、素晴らしい学習の拠点を作ることができるのだと考えています。

 そこで、改めてそうした私たちの活動を応援してくださる正会員を募集いたします。以下に示す入会案内(pdf)をご覧ください。宜しくお願い致します。


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2017.05.05
初めての田植え

 桜も散って、すっかり暖かくなってきましたね。南相馬サイエンスラボは新年度を迎え、NPO法人として本格的な活動を開始しました。そんな中、昨年夏ごろから準備してきた田んぼでの田植えを行うことができましたので、簡単に報告いたします。

 田んぼといえば、アマガエルやオタマジャクシやザリガニなど、水の中に住む様々な生き物のことを思い出す方も多くいらっしゃるかもしれません。しかし、近年の近代農業では機械化と効率化が進み、そうした生き物に溢れた田んぼというものはあまり見かけなくなってしまいました。

 その最大の原因は農薬だと言われていますが、もう一つ大きな理由は冬に田んぼを乾燥させてしまい、生き物が住めない環境になってしまうこということがあります。どんな小さな生き物も、水がなければ生きていけません。寒い冬であっても、暑い夏であってもそれは同じことです。

 南相馬サイエンスラボは、そうした近代農法ではなく、手作りで無農薬、自然農法でのお米作りに挑戦したいと考えていました。バケツ稲での3年間の練習は、そうした屋外圃場(田んぼ)でのお米作りのために行ってきたものです。

 さて、まず南相馬サイエンスラボの場所を御紹介します。南相馬市中心部から、南相馬屋内市民プールの側の踏切を渡ってすぐに右に降りて行く道がありますが、そこの先にあります。

 こちらの田んぼは今から10年以上まえまではお米が作られていたそうですが、その後はこじんまりと畑として使われていたそうです。雑草が生い茂っていたその畑の草刈りをして、周囲を掘って畔を作り、ようやく田んぼらしい姿になりました。

 コシヒカリの苗も成長し、田植えできるまで育ってきました。

 そして、5月3日、やっと田植えを行うことができました。

はじめての田植え動画

 今後、生き物があふれる田んぼになるように応援の程、よろしくお願いいたします。


 南相馬でこどもたちに科学・農業・乗馬・天体観測などを体験を通して親子で学ぶ活動をしているNPO法人南相馬サイエンスラボの齋藤です。

 法人としての活動とは別に、小学生を対象に実験や観察を通して教科書の流れに沿って理科を教えるこども科学実験教室(理科専門の学習塾)を開校しました。南相馬サイエンスラボでは引き続きボランティアスタッフを募集しています。


2017.05.01
第21回親子農業食育教室「野菜の苗を植えてみよう!!」実施

 4月30日(日)に南相馬サイエンスラボにおいて、第21回親子農業食育教室「野菜の苗を植えてみよう!!」(今年で3回目)を実施しました。JAふくしま未来の佐藤文宏さんを講師としてお招きして、野菜苗の定植、バケツ稲の田植え、薪割り、かまど炊飯、カレーライス昼食などをみんなで体験しました。

 当日はとてもお天気が良くて、とても楽しい教室となりました。

当日の様子をまとめたスライドショーです


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2017.03.25
第20回親子農業食育教室「でんぷんのひみつ〜お雑煮を作ろう!!」実施

 1月22日(日)に第20回親子農業食育教室「でんぷんのひみつ〜〜お雑煮を作ろう!!」を実施しました(公益財団法人浦上食品・食文化振興財団、東日本大震災復興支援事業助成金事業)。この季節、各地で行われることが多い「お餅つき」に加えて、お餅とはデンプンのアルファ化現象を活用したものであることを、実験を通して学ぶ内容です。3つの班に分かれて実験を行いました。授業が終わってからお餅をついてみんなで食べました。

(1)ジャガイモの皮むき
まず、デンプンを取り出すためにジャガイモの皮をむきました。

(2)ジャガイモをすりおろし
皮をむいたジャガイモを、すりおろしました。

(3)ふきんで包んで水の中でモミモミ
すりおろしたジャガイモをふきんで包んで水の中でモミモミしました。

(4)上澄みを捨てて
しばらく置いてから、上澄みを捨てます。

(5)下に沈んだデンプン発見
すると、底の方から沈んだデンプンが現れました。ヨウ素液で染まりました。

(6)デンプンの顕微鏡観察
ヨウ素液で染色したデンプンを顕微鏡で観察しました。

(7)デンプンのアルファ化
デンプンは水に溶けませんが、加熱すると構造変化が起きて、水を多く含むようになります。これをアルファ化と言って、ご飯や、お餅、中華料理のとろみなど様々なデンプンを利用した食品で見られる化学反応なのです。今回は試験管に入れたデンプンに水を加えて湯煎しました。その結果、透明になる(アルファ化)現象を確認することができました。

(8)お餅つき開始(もち米を蒸す)
一晩水に浸けて置いたもち米をセイロで蒸しました。そして臼に移してこねました。

(9)さらにこねて
さらにこねて、つき始めました。

(10)先ずは若いスタッフから
体力がある若者からお餅つきを開始です。

(11)小さい子どもさんは手伝ってあげて
力のないお子さんは手伝ってあげました。

(12)つきあがったお餅を小さくちぎって
つきあがったお餅をみんなで小さくちぎって食べやすい大きさにしました。

(13)お雑煮やきな粉などをつけて食べました。
みんなで学んで、協力して出来上がったお餅は格別です。

(14)親子で一緒に食べました。
参加者の皆さん一緒に美味しくお餅を食べました。

(15)集合写真。
最後にみんなで科学のポーズで集合写真を撮りました。

まとめ
 東日本大震災は、東北の太平洋沿岸地域に甚大な被害をもたらしました。とりわけ福島県の浜通り地方は、地震による家屋の倒壊、津波被害に加えて、原子力災害を受けてしまいました。事故を起こした原発は、科学技術の発達によって誕生したものですが、自然災害である津波には絶えることが出来ませんでした。

 まだまだ難しい問題が今後何十年も続いていくことでしょう。しかし、南相馬サイエンスラボは、そうした困難な状況においても、科学的なものの見方や、自ら考え、行動する勇気を子どもたちが獲得するには、やはりきちんとした教育が欠かせないと考えています。

 私たちは震災によってたくさんのものを失いましたが、大切なものは何かという、大事なことに気づかされました。今後も、私たち南相馬サイエンスラボは、教育による復興を目指してがんばってまいります。平成29年度も親子農業食育教室・親子科学実験教室は続いていきます。どうか今後ともよろしくお願いいたします。


 南相馬でこどもたちに科学・農業・乗馬・天体観測などを体験を通して親子で学ぶ活動をしているNPO法人南相馬サイエンスラボの齋藤です。

 法人としての活動とは別に、小学生を対象に実験や観察を通して教科書の流れに沿って理科を教えるこども科学実験教室(理科専門の学習塾)を開校しました。南相馬サイエンスラボでは引き続きボランティアスタッフを募集しています。


2017.02.15
ろうそくを作ろう!!〜ものがもえるしくみ〜を実施しました

 昨年の12月11日(日)に南相馬サイエンスラボにおいて、ライブラ香りの学校 福島校の小林香代子先生を講師としてお招きして、第16回親子科学実験教室「ろうそくを作ろう!!〜ものがもえるしくみ〜」を実施しました。

 燃焼という化学反応において、空気中の酸素が炭素と結びついて二酸化炭素を発生させることは小学校6年生で習う内容で、とても重要です。

 今回はまずろうそく作りを小林先生の指導のもとに行いました。

 次に作ったろうそくが固まるのを待っている間に「燃焼の実験」を行いました。

 そして最後に自分で作ったろうそくを持って集合写真を撮りました。ついでにサイエンスラボの畑で採れた大根を収穫して、参加したこどもたちにおみやげとして持って行ってもらいました。

小林先生ありがとうございました。


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